
ピアノの指遣いを守らないのは大丈夫?
「うちの子、指遣いを全く守らないんですけど、大丈夫ですか?」
保護者の方から、こういったご相談をいただくことがあります。
結論から言うと、大丈夫です。
ただし、少しずつ整えていくことがとても大切です。
確かに指遣いが自由になってしまう生徒さんはいます。
レッスンでも指遣いについては、守ってもらえるように伝え方を工夫しながら進めています。
指遣いを守らないと起こりやすいこと
◼️無駄な動きが増える
指くぐりや、指を寄せたり広げたりといった不要な動きが増えます。
そうすると
・速く弾きにくい
・音色が均一になりにくい
・ミスタッチが増えやすい
といったことにつながります。
◼️指がバランスよく育ちにくい
多くの人は
1、2、3の指(親指、人差し指、中指)が使いやすく、
4、5の指(薬指、小指)は動かしにくい傾向があります。
そのため、使いやすい指ばかり使ってしまい、4、5の指が育ちにくくなります。
これは、後々難しい曲に進んだ時に影響が出ることもあります。
指遣いが直らない理由
指遣いが直らないのは
「やる気がないから」ではないことがほとんどです。
理由はいくつかあります。
◼️成功体験がある
その指で
・弾けた
・レッスンで止められなかった
・発表会を乗り切った
こういった経験があると
脳は「この方法で大丈夫」と判断してしまいます。
◼️指番号より「音」がゴールになっている
子供の中では
「音があっていれば正解」
という感覚が強いことが多いです。
そのため指番号は、どうしても優先順位が下がってしまいます。
◼️運動記憶が先に固まっている
これもとても大きな理由です。
一度体が動きを覚えると
それを書き換えるのは簡単ではありません。
だからこそ、
「分かってるのに直らない」
ということが起こります。
レッスンでは大切にしていること
レッスンでは
「守ろう」と伝えるだけではなく、
・守らないとどうなるか
・正しい指とそうでない指の違い
を一緒に確認します。
そして
「どちらの方が少ない動きで弾けるか」
を体感してもらいます。
間違った指遣いはすぐには直りません
指遣いは、気をつければ直るものではなく
体に覚えさせていくものです。
一度違う指で弾く癖がつくと
動きの記憶が体に残ります。
そのため、一度に全部直すのではなく、
少しずつ整えていきます。
理想ははじめから正しい指遣いで弾くこと
1度覚えた指遣いを替えることはとても大変です。
だからこそ理想は
最初から正しい指遣いで弾くことです。
そのために大切なのが
・急いで形にしようとしない
・ゆっくり弾く
・音符と一緒に指遣いも見る
ということです。
指遣いは「未来のための準備」
指遣いを守ることは、
今弾いている曲のためだけではありません。
将来、難しい曲に挑戦した時、
自然に手が動くための土台になります。
難しい曲になると、
楽譜に指番号が書かれていないことも増えます。
そんな時でも、
・無駄な動きが少ない
・自然に手が動く形、
状態を作っておくことが大切です。
すぐに完璧をもとめなくて大丈夫です
楽譜には
音の高さ
音の長さ
音の強さ
指番号
強弱
その他の音楽記号など…
たくさんの情報があります。
これらを同時に理解し演奏するのは、とても大変なことです。
だから、すぐに完璧を求める必要はありません。
でも、少しずつ積み重ねた正しい動きは、
必ず将来の演奏を支えてくれます。
焦らず丁寧に育てていくことが大切だと考えています。

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