
レッスンをしていると、
「まだ全然弾けなくて…」
「なかなか上達しません」
と保護者の方に言われることがあります。
でも実は、先生の目から見ると
「もうすぐ伸びそうだな」
と思う瞬間があります。
それは、上手に弾けた時ではありません。
弾けるようになる少し前に、
小さなサインが現れることがあります。
今日は、そのお話を書いてみます。
サイン① 体が音楽に反応する
まだ譜読みも不安定で、
止まりながら弾いている子。
でも、
「ここはきれいに弾いてみようか」
と伝えた場所だけ、
ほんの少し体が動くことがあります。
呼吸が変わったり、
腕がふわっと動いたり。
これは
音楽を感じ始めたサインです。
技術より先に、
体が音楽に反応し始めている瞬間です。
サイン② 先生の真似をする
お手本を弾くと、
印象に残った音を覚えて
嬉しそうに真似する子がいます。
私はこの瞬間がとても好きです。
なぜならそれは、
ただ鍵盤を押しているのではなく
音楽を聴いているということだからです。
サイン③ 楽譜を見ながら弾こうとしている
譜読みが苦手な子には、
階名を書いてあげることもあります。
すると
「これって読めてないですよね?」
と心配されることもあります。
でも、
本当にまだ読めない時期の子は、
楽譜を全く見ていません。
だから、
階名が書いてあっても大丈夫。
まずは
楽譜を見る習慣が育っていること。
それが何より大事だと思っています。
サイン④ 違う調で弾いて遊ぶ
同じ曲を
違う場所から弾いてみて、
「ここでも弾ける!」
と嬉しそうにする子がいます。
これは実は、かなり大きな変化です。
音を
「ド=この鍵盤」
として覚える段階から、
「音の流れ」「関係」
として感じ始めているからです。
理論が分からなくても、
もう音楽の感覚は育ち始めています。
先生が見ているのは「できた」より少し前
ピアノの成長は、
突然起きるように見えることがあります。
でも本当は、その前に
たくさんの小さな変化があります。
・音を聴こうとしている
・真似したくなっている
・体が動く
・楽譜を見る
・違う調で遊びたくなる
これらは全部、
伸びる直前のサインです。
成長は、音より先に始まっている
ピアノの成長は、
弾けるようになった瞬間から
始まるわけではありません。
その少し前、
子どもの中で
音楽が動き始める瞬間があります。
注意深く観察していると
その小さな芽を見つけることができます。
もし今、
「まだできていない」
と感じていても、
実はもう
伸び始めているのかもしれません。


ピアノのことや
子どもたちの成長について思うことを
noteに少しずつ書いています。
良かったら
のぞいてみて下さい。

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