ピアノを弾くと、判断力や集中力など様々な能力が身につくと言われていていますが、今回は記憶力について書いてみたいと思います。
よく、「ピアノは暗譜をするので記憶力がつく」と言われます。(暗譜とは譜面を覚えることです!)
だけど、ただ暗譜をしていれば勝手に記憶力がつくのかと言えば、そうではないように感じます。
まず暗譜をする意味について書きます(^^)
ピアノを弾く時は、常に自分の弾く音を聞いて、タッチやペダリングを微調整しなければいけません。
弾き慣れた自分のピアノなら練習通りに弾けば良くても、発表会やコンクールなどでは、大きさもタッチも何もかも違う初めて触るピアノでいつも通りの演奏をしなければいけないので、大変です。
そんな時に譜面を見ていたら、響きを聴くことに100%集中できないので、譜面は頭に入れてしまって弾くこと、聴くことに集中するために、暗譜をするのです。
ピアノを弾いていれば誰でも小さい頃から数えきれない程の曲を暗譜していると思いますが、それでもなかなか暗譜が出来ない人、苦手な人はいます。
私自身は、暗譜は得意で譜読みが終わった段階でほとんど覚えてしまっていることが多いです。
学生の頃は暗記も得意で、教科書の丸暗記は大得意でした(^^)
その、暗譜の得意不得意の違いはどこにあるのかと考えてみると、私はピアノのレッスンで先生の模倣をすることが多かったんです。
先生が叩くリズムを真似したり、旋律を真似したり。
小さい頃は短く単純なリズムや旋律だったのが、大きくなるにつれ長く複雑になっていくので、毎回必死で覚えていました。
先生が何の目的でそうされていたのかその時は分かりませんでしたが、記憶力を伸ばして維持していくためだったのかなと思います。
中学生や高校生になると10分以上の曲を弾くことも普通にあり、何ページも暗譜しなければならないので、その頃までに少しずつ記憶力を伸ばしていれば暗譜に苦労せずに済みますよね(^^)
なので記憶力を伸ばすトレーニングは必ずレッスンに取り入れるようにしています。
小さい子の場合は筋力の問題で複雑なリズムは正確に叩けないので、真似する前に10数えてもらうなどして難易度を上げています。
最初は出来なかった子も出来るようになってきていて、記憶力ってこんなにすぐに伸びるんだー!と驚いています(^^)
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