今回はロシアの作曲家ムソルグスキーの「展覧会の絵」について(^^)
ムソルグスキーが友人ガルトマンの遺作展を訪れた際に見た10枚の絵に触発されて書いた曲です。
もともとはピアノ組曲として作られたましたが、ラヴェルが管弦楽用に編曲したことで広く知られるようになりました。
「プロムナード」と10曲からなる組曲構造ですが、シューマンの「謝肉祭」のような自由な組曲をお手本にしていると言われています。
「プロムナード」のメロディーがとても有名ですね(^^)
オープニングとその後4箇所で出てくるプロムナードですが、1つの絵から次の絵へ移る時のムソルグスキーの歩みを意味しています。
登場するごとに調性やオーケストレーションが変化していて、
作曲者の心情の変化を表しています。
音楽の経験があると、聴いた曲が何拍子か、どこが1拍目かだいたい分かるものですが、
子供の頃このプロムナードは初めて聴いて何拍子か分からなくて、不思議な曲だなぁと思っていました。
実はこれは5/4拍子と6/4拍子が交互に出てくる変拍子で、ロシアの民族音楽にはよく出てくるのだそうです。
個人的には、この変拍子によって感じる何とも言えない不安定感が、遺作展の神聖な雰囲気を演出しているように感じます。
息の長いメロディーがロシア音楽の特徴だと聞いたことがありますが、
プロムナードもそんな感じなのかなと思います(^^)
曲中に出てくる10枚の絵は、インターネットで見られるので、
絵を見ながら聴いてみるのも楽しいです♪
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